わが三重県松阪市は森林資源も豊富で、少し車を走らせると、山がみえてきます。
当社の工場のある勢和も山の中ですし、山は身近な存在です。

先日、山を持っているという方と話す機会がありました。

その方は、親の代までは、手入れにいったり、管理を一応していたが、自分の代になってからは全く何もしていないということでした。
すると、近くにみえた方も、自分の嫁も山を親から引き継いだが、どうなっているか見にもいっていない、たぶん荒れているというお話でした。

 

山は持っていても売れず、担保にもならず、木を切り出して売ろうとしても出費がかさむだけ、という話はよく耳にしたものの、実際に管理の難しい現状を知りました。

そんな時、ちょうど、新聞で林業家の方の記事がでてました。
三重県大台町の藤原さんは宮川の上流で山林の管理をし、荒れた山の復活に尽力、森を守る活動を行っているそうです。
森の中の日照を増やすことで、森の保水力を保ち、山の機能を回復させ、川を通じて海への環境保全にも通じるとのこと。
採算だけでは行動できない、日本の山を、森を守るという思いを強く感じる記事でした。

山を守る、私たちの環境を守るためにも私たちのできることを考えさせられました。

<担当者より>
オオコーチも、山を所有しております。
管理は委託しておりますが、先代はよく山に入っては木をながめにいっておりました。
先代は亡くなりましたが、お気に入りだった木は今でも山にあります。環境問題への意識が高まる中、間伐材利用はもちろん国産材をもっと使っていただける提案ができるように考えてまいりたいと思います。

今回の参考・関連・情報源
◆中日新聞2009年10月12日「われら地球人」源流部で森を育てる林業家会

 

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